顧客シミュレータ(人格エンジン)
認知に制限を加えると、AIの接客会話はどう変わるか
作者白石真輝
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これは何
怒り・思い込みの強度や処理できる文数を数値の状態として持ち、会話履歴ではなく現在の状態と受信できた文だけをLLMに渡す設計。
指示のない「分かってくれますか」という共感の台詞が創発し、状態遷移列は別時刻の再走で一致し、予言6グループ中5つが的中した。
作者による概要
【認知科学×接客実務×認知安全保障】
人間が身体をもつ生物であるから持っている認知処理の制限を、LLMにも外部装置で力学として実装して、それで人間と同じようにLLMの出力も会話として出るのかを観測した。結果としては期待以上で、会話履歴ではなく、状態の数値をLLMに渡す方が、AIがより人間らしい応答を返すようになり、その中からどこにも指示されていない「共感(わかってくれますか)」という台詞が創発した。共感の出力を力学の式で導出できるということは、人間の様々な感情も力学の式で今後LLMに実装可能だという可能性が生まれた。
講評
藤井学長
デジタルハリウッド大学
人間の受信の壊れ方(処理の器・地雷語・謝罪の順序)を決定論の外部装置にしてLLMに渡す「人格エンジン」の発想は非常に独創的で、履歴不在をバイト単位で確認できる設計や予言を凍結して答え合わせする検証手順も見事です。一方、実験は課金クレーム1シナリオ・各場面n=1に留まり、避難指示や認知戦への接続は構想段階です。次は多数個体を災害情報や誤情報の場面で走らせ「どの伝え方なら届くか」を集団で測ると示唆が具体化するでしょう。
経緯
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2026.08.15–08.30
提出第2回ハッカソンに提出