NO. 0169 VOL. 02 第2回

「おばあちゃん大国の国防 — 孤独 × 安全保障」

高齢者にAIを配ったら、孤独と人とのつながりはどう変わるか

作者reo

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「おばあちゃん大国の国防 — 孤独 × 安全保障」の発表画面

これは何

2040年の地方都市で高齢者30体が毎月6択の行動を選び、選択と理由のみLLMが担当し数値更新はPythonの数式で行う設計。

体調の悪い高齢者ほど「AIと話す」を選ぶ選別が3シードで一貫し、健康度の数値を隠し体調描写のみ渡す対照実験でも再現し、差は拡大した。

作者による概要

「独居高齢者の孤独」×「安全保障」。2040年の地方都市を舞台に、AIコンパニオン全戸配布が何を起こすかをLLMマルチエージェントで観測した。数値で誘導していないにもかかわらず、体調の悪い高齢者ほど「AIと話す」を選ぶ選別が3シードで一貫して出現。健康度の数値を隠し体調描写だけを渡した対照実験でも再現し、差はむしろ拡大した。孤独対策として最も効率的な手段が、最も支援を要する層を社会から切り離しうる——孤独が国家の攻撃面になる経路を示唆する。

講評

藤井学長

デジタルハリウッド大学

孤独を国家の攻撃面として捉え直し、攻撃面積・可処分国力・有事対応余力という独自指標に落とし込んだテーマ解釈は作品群でも際立っています。「体調が悪い人ほどAIを選ぶ」が数値を隠したS1bでも再現された検証設計と、限界を正直に書く姿勢も好印象です。一方で実装は約680行と小規模で、S1で外出が減る効果はパラメータに仕込まれているため、マクロ指標の悪化は設計の帰結に近い面があります。seed数を増やし、災害時の情報遮断など「有事」を実際に走らせて攻撃面積が被害に転化するかを示すと、答えが強くなります。

経緯

  1. 2026.08.15–08.30

    提出

    第2回ハッカソンに提出