NO. 0106 VOL. 02 第2回

もし、同じ人間が違う世界に生きていたら?(Civilization Explorer)

同じ5,000人が違う環境で生きたら、歴史はどう分かれるか

作者竹田俊亮

入賞

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もし、同じ人間が違う世界に生きていたら?(Civilization Explorer)の発表画面

これは何

同一の5,000人を共有資源と災害だけが異なる4世界に置き、ルール層が社会を動かしLLMは地域の解釈のみを担う対照実験として設計。

200年進行後、争い・資源・台頭・個人の生死が世界ごとに分岐し、同一IDが災害の多い世界では死に、乏しい世界だけで指導者化した。

作者による概要

歴史学・社会学とエージェントシミュレーション、LLM観測を掛け合わせ、同一5,000人を共有資源と災害だけ異なる4世界に置く対照実験装置。ルール層が社会を解決し、LLMは地域の解釈のみ担当。200年進行後、争い・資源・台頭・個人の生死が世界ごとに分岐する創発を観測した(例:同一IDが災害多では死に、乏しい世界だけ指導者化)。歴史は偉人でも環境だけでもなく、人間と社会の相互作用で生まれる——その問いを、再現可能な人工世界で検証する。

講評

藤井学長

デジタルハリウッド大学

同一の5,000人を環境だけ変えた4世界に置き、200年×10seedをCLIで完走させ、生ログと横断サマリーまで整備した工学的な完成度は評価できます。「争いは再現しにくい」と正直に書いた点も好印象です。ただ、得られた差は環境ノブがそのまま指標に現れたものに留まり、人口動態は4世界で同一、1bモデルの地域観測は意味を成しておらず、「メタ安全保障」との接続も語られていません。次は災害・資源の変動に対して社会が回復するか崩壊するかの分岐条件(レジリエンス)を問いの中心に据え、より大きなモデルで住民の意思決定を担わせると、テーマにも結果にも厚みが出るはずです。

経緯

  1. 2026.08.15–08.30

    提出

    第2回ハッカソンに提出

  2. 受賞

    入賞(入賞10作品)